トライボマテリアルの開発と電動車椅子駆動システム等への応用


東北大学大学院工学研究科 機械システムデザイン工学専攻
知能システム工学講座
URL: http://www.glocaldream.mech.tohoku.ac.jp
教授 堀切川一男
准教授 山口健

hokkirigawa_lab 当研究室では、多くの企業との連携により,低摩擦材料,高摩擦材料の開発と応用の研究を行ってきている.
低摩擦材料として、脱脂後の米ぬかを原料とする硬質・多孔性の新しい炭素材料RBセラミックスを開発している。RBセラミックスは、大気中無潤滑下において低摩擦を示し、耐摩耗性に優れることから、無潤滑直動すべり軸受の摺動材料として実用化されている。また、RBセラミックス粒子を充填した熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を開発している。熱硬化性樹脂にRBセラミックス粒子を充填した複合材料は、無潤滑ステンレスチェーンのスリーブとして実用化されている。
高摩擦材料として、ゴムやウレタンなどのエラストマーにRBセラミックス粒子を配合した複合材料を開発している。この複合材料は、水や油で濡れた面に対して高摩擦を示すことから、靴底に応用され、耐滑安全靴、耐滑紳士靴、耐滑安全サンダルなどの耐滑履物として実用化に至っている。さらに、このゴム系複合材料は、世界最軽量級の電動車椅子ユニットの駆動用ローラーにも用いられ、実用化に至っている。

主要業績
1.堀切川一男、文部科学大臣賞 科学技術振興功績者表彰、(2003年)
2.堀切川一男他、日本トライボロジー学会技  術賞、(2005年)
3.堀切川一男他、第5回産学官連携功労者表彰 科学技術政策担当大臣賞、(2007年)