NICHe多賀城実証拠点(みやぎ復興パーク内)での設備供用を開始


平成25年11月20日
国立大学法人 東北大学
未来科学技術共同研究センター(NICHe)

 国立大学法人東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)次世代移動体システム研究プロジェクト(松木英敏 教授)では、文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム次世代自動車宮城県エリアおよび経済産業省新規産業創造技術開発費補助金(IT融合による新産業創出のための研究開発事業)に基づく震災復興活動の一環として、NICHe多賀城実証拠点に設置する以下の研究設備について学内外への共同利用を開始いたしました。

設備の概要

  1. ラピッドプロトタイピング(3Dプリンタ)
    機種名:米国Stratasys社 FORTUS 400mc(L)
    特 徴:この3次元造形装置は、樹脂を熱溶融させて細線化し、多層積層することで任意の立体を造型する装置です。3D-CADデータに基づき、微細かつ複雑な形状でも造型できます。さらに一般的な樹脂(ABS/ポリカーボネートPC)に加えて耐熱樹脂(ULTEM)による造型が可能です。
  2. モーションキャプチャー(光学式3次元動作解析システム)
    機種名:ナックイメージテクノロジー社 MAC 3D System
    特 徴:本システムは、人・生物・車・ロボット等の可動物体の動きを掌る要所(肩、肘、膝等の関節部や先端部)に光反射マーカーを貼り付け、動きをデータ化することで各種の動作解析を行うシステムです。広い測定エリアと高速撮影カメラによる高密度なデータ取り込みが可能です。また、筋骨格モデル動作解析ソフトウェアを用いて逆運動学、逆動力学解析も可能です。

2 期待される効果

3Dプリンタにより、開発途上の新製品について筐体模型や試作品を迅速かつ安価に造形できます。これにより、製品イメージが容易となり、ユーザーの使用感やデザインまでも含めた製品開発が可能となります。さらに、上流・下流工程との連携や各種協業にわたる開発のスピードアップも期待されます。
モーションキャプチャーの活用により、様々な動きをデータ化することが可能となり、これをコンピュータ解析することで動きの2次加工が可能となります。映画・ゲームのCG作成や、自動車・ロボット等の動作解析に利用できるだけでなく、スポーツ・医療・介護といった運動工学・人間工学に基づく新しい産業と製品の創造・開発も期待できます。
地域企業がこれらの設備を活用することで、自動車・電気通信・介護医療の分野にとどまらず、新産業の創造と発展も期待されることから、東日本大震災からの復興を強力に推進するものと考えております。

3.参考資料等

  1. プレスリリース 本文
  2. ラピッドプロトタイピング カタログ
  3. モーションキャプチャー カタログ
  4. 次世代移動体システム研究プロジェクト ウェブサイト

<お問い合わせ先>
東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)
次世代移動体システム研究プロジェクト
Tel:022-795-4740 or 022-352-6601
URL : http://mobility.niche.tohoku.ac.jp/