LCブースターによるEV用非接触エネルギー伝送システム


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東北大学大学院 医工学研究科 医工学専攻 生体電磁波医工学分野
東北大学大学院 工学研究科 電気エネルギーシステム専攻 ユビキタスエネルギー分野
URL: http://www.ecei.tohoku.ac.jp/matsuki/
教授 松木英敏
准教授 佐藤文博
助教 田倉哲也

matsuki2EV用非接触エネルギー伝送システム
HEVの普及に伴い,次世代であるPHEVやEVへの注目が高まっている.どちらも現在,プラグイン充電方式を採用しているが,プラグイン充電方式の場合,必然的に屋外で充電することが多くなり,屋外にあるコンセントは,雨水やホコリが浸入する可能性が高く,屋内のコンセントに比べ環境が不安定になりがちである.そうなると感電等が問題になってくる.また,急速充電には大容量電源が必要になってくるため,感電の危険性がさらに高まる.
当研究室で開発している電磁誘導型非接触エネルギー伝送システムの場合,給電エリアに車が進入するだけで充電が開始されるため,給電部に人が介在することもなく,非常に安全な充電システムを構築することができるため,先進性と利便性を兼ね備えた他に類を見ない方式である.また,本非接触エネルギー伝送システムの場合,充電スタンドによる停止中だけでなく,走行中における給電も構想の範疇に入っており,プラグイン充電の次世代を想定している.

LC Booster理論に基づく高効率・出力化
電磁誘導型非接触エネルギー伝送システムにおいてEVを想定した場合,送電部と受電部間の距離延長と位置ずれによる効率及び出力の低下が課題となっており,それを補償する方式を実現することが急務となっている.
そこで当研究室では,受電部に高Qコイル(当研究室ではLC Boosterと呼ぶ)とマッチングコイルを併用することで,効率と出力の低下を補償することが可能な受電システムを構築している.さらに自動車に限らず多様な分野(民生機器及び医療機器分野等)におけるLC Boosterの設計を推進している.

主要業績

  1. 松木英敏他,特許第4210068号「感温トランス及びそれを使用した電力伝送装置」,2009
  2. 松木英敏他,特許第4356844号「非接触給電装置」,2009